【レポート】舞台インターンを開催しました!

2023年2月22日〜24日の3日間、農業で日本を変える3daysのプログラム『舞台インターン』を実施しました。本記事ではプロジェクトの様子をお伝えします!

「舞台インターン」とは?

一般社団法人VENTURE FOR JAPANの運営協力のもと「農業 × 経営」に興味を持つ有志の大学生を招待し、日本農業のトップランナー舞台ファームの経営課題を解決するプログラム。

プログラム最終日には舞台ファーム代表取締役社長の針生信夫はじめ、日本農業を代表する経営陣へのプレゼンテーションを行い、直接フィードバックを受けます。

2回目の開催となった今回は全国各地から12名の大学生が参加しました!

オンラインでのキックオフ!

2月9日と2月16日の2日間、事前インプットやチームビルディングのための「オンラインインターン」からキックオフです。

参加者12名のチーム分けが行われ、今回のプレゼンテーマが発表されました。

今回のテーマは...

「つみたてサラダ」の売上を上げる施策を提案せよ!

舞台ファームの人気商品の売上向上の施策を考えて、経営陣に提案を行っていただきます。

当社プライベートブランドの商品
「つみたてサラダ」
2日間に渡って行われたオンラインインターンの様子
積極的なアイディア交換が行われました◎

インターン1日目

●仙台集合、「美里グリーンベース」の見学へ

仙台市内のホテルに集合し、3日間のプロジェクトがいよいよはじまります。

到着して早々ではありますが「美里グリーンベース」へ移動。「つみたてサラダ」のレタスを栽培している日本最大級のレタス植物工場を見学しました!

「美里グリーンベース」の佐藤現場長や工場で働くスタッフに「つみたてサラダ」が出来るまでの工程や商品への愛着、レタスを手に取る方々への伝えたい想いなどをお話いただきました!

日本最大級のレタス工場を見学するインターン生たち
美里グリーンベースで働く方々に
質問を行います◎
●仙台市内のインテリジェンス・ラボ(IL)へ

「美里グリーンベース」の見学を終え、仙台市内の舞台ファームのオフィス「インテリジェンス・ラボ」へ移動。

夕方には舞台ファームの伊藤専務取締役のセッションを行いました。

伊藤専務からは舞台ファームの事業内容の説明のほか、商品企画やアイディアの作り方など今回のインターンに必要なポイントを講義いただき、参加者の目が輝きます。

大手事業会社で経営企画やマーケティングなどを率いた経験を持つプロから放たれる一言一句を食い入るように聞く参加者たち。筆者も改めて「舞台インターン」が持つ体験価値の大きさを実感しました!

伊藤専務の講義の様子◎
「大切なものは目に見えない。」
会社や商品の価値を伝える"本質"を見抜くコツを学びました。
●グループワークスタート!

各チームに分かれて、議論をスタートします。

舞台ファームの若手社員がメンターとして議論をサポート◎

インターン2日目

●現場のプロ2名とのセッション

2日目の午前中は舞台ファームの現場責任者2名に講義いただきました!

1人目は元スーパーマーケットのバイヤー渡邉課長。小売店の担当者の視点で仕入れを行う際のポイントなどをお話いただきました。逆質問の時間に「つみたてサラダ」が市場ではどんな商品に見えるのか?などの質問が飛びました。

2人目の登壇者は舞台ファームの営業部長の川淵部長です。実際の商品開発で必要なポイントをワークショップ形式で実施していただきました。また法律や商標、表記のルールなども学び、商品企画のリアルに触れます。学生生活ではイメージのしづらい現場のプロのお話を聞ける貴重なセッションとなりました!

●中間発表、針生取締役へのプレゼンテーション

2日目の夜は、各チームが中間報告のプレゼンテーション。針生取締役を相手に各チームのアイディアをぶつけます。

「優等生のようなアイディアで"面白くない"」「抽象的すぎて提案内容が伝わらない」など、厳しいコメントをもらうチームもありました。

針生取締役は「固定概念を取っ払って皆さんの好きや得意と"レタス"をかけ合わせて魅力的なアイディアを作ろう。一見繋がりの見えないモノ・コトが組み合わさると"皆さんだけのアイディア"になります。オールリセット!!!」とコメント。

積み上げたアイディアをすべて崩されるような感覚を覚えたメンバーもいたと思いますが、結果として「何度も線を引き直す大切さ」を体感することになります。

針生取締役によるフィードバック
農業界のパイオニア・舞台ファームの哲学が学生に響いた様子でした◎
●深夜までホテルで議論

経営陣へのプレゼンを明日に控えチームによっては議論は深夜まで行われました。

インターン3日目(最終日)

いよいよ最終日。舞台ファームの経営陣と元東京農業大学の黒瀧先生を前でのプレゼンに備えます。

最終発表を前に資料や発表内容を細かくチェック。

最終プレゼンの準備の様子。
入念にシュミレーションを行います。

最終プレゼン

最終プレゼンの内容を要約してお伝えします↓

●チーム「グラッシーズ」

チームグラッシーズにはなんと3人中2名が現役のラジオパーソナリティをやっているという異色のチーム。

「つみたてサラダ」の新鮮さを分かりやすく伝えるため、「生きているレタス」として、レタスのキャラを制作、そしてそのキャラが登場するラジオドラマを前日に収録し、経営陣の前で放送しました!デザインのキャッチーさやコンテンツの品質が非常に高く、審査員からも感嘆の声が上がります。

●チーム「すえっこー」

メンバー全員が末っ子というチーム「すえっこー」は、"想いの定期便"という野菜ボックスの提案でした。大学生協と連携して学内に野菜ボックスを設置。子供の健康を気遣う両親が仕送りの代わりに定期購買をするというモデルです。またプロモーションには"想いのレタスブーケ"として入学式のお祝いに「つみたてサラダ」を配布するという斬新な提案を行いました!

●チーム「おっさんズ」

年齢とチーム名に矛盾がある「おっさんズ」は、レタスを通したまちづくり「レタスタウン構想」を提案しました。人と人の繋がりが希薄になっている現代人にとって、地域コミュニティの再定義を行う自治体が増えている中、①レタスを通したイベントの開催、②"ベーシック・ベジタブル"(市民に野菜が無料配布される仕組み)、③"ベジターン"(野菜を通したUターン)の施策を通して、居住人口・関係人口の増加を図ります。

●チーム「サントキ」

カメラを向けるとコーポレートイメージの「せなちゃん」に神頼みするユニークなチーム「サントキ」は、近隣の小学校へ出張授業を行い、食育を通したレタスと会社の認知向上の施策を提案しました。チームサントキは実際に小学校の教頭先生にアポイントを取って実現可能性を確認するアクションを取ったり、施策実行した場合の波及効果や必要経費の試算を的確に算出。社会人顔負けの提案に驚かされました。

●経営陣によるフィードバック

各チームごとに経営陣との質疑応答やフィードバックが行われました。

針生社長からの総評
●優勝チームの発表!

優勝は... 

「チームグラッシーズ!!」

針生社長より表彰状と優勝景品が手渡されました◎

●そのまま懇親会へ移行!経営陣と立食パーティ

3日間、お疲れさまでした!!!

今後も舞台インターンのアルムナイとして飛躍を期待しています!!

〜運営担当後記〜

今回インターンシップの企画・運営を担当させていただいた未来戦略部の吉永です。今回「つみたてサラダの売り上げを伸ばすための施策を考える」というテーマを設定し学生12名に挑戦していただきました。あえて具体的なテーマを設定することにより様々な制約があるモノ(生鮮食品)を売るということの難しさを多様な角度から考えていただけたかと思います。最初はECサイトの立ち上げやCM作成といった商品そのものにフォーカスしたアイデアが集まってしまうのではないかと予想していましたが、実際にはコンテンツの認知と商品かけ合わせた販促アイデアが出たり、市町村と提携して「ベーシックベジブル」を実装するというアイデアが出たりと、どのように人々を巻き込み、商品を知っていただく機会を創出し、その軌道上に商品をのせていくか、という視点で考えたアイデアが多く見られ学生の思考の柔軟性に驚かされました。私たち舞台ファーム社員もこういった既存の枠にとらわれない発想力や、目標に向かって積極的な議論しながら進めていく姿勢は見習わなければなりません。今回のインターンは学生の皆様の成長機会というだけではなく我々にとっても組織をアップデートしていくヒントをもらう機会となったと感じます。今回参加してくださったインターン生の皆様との長期的な関係性を保ちながら、次はプロジェクトの実践を一緒に取り組んでいきたいと思います。

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