【イベントレポート】美里町の中学校で特別授業を実施!

みなさんこんにちは!未来戦略部の吉永です。
2024年7月5日(金)、美里町の不動堂中学校にてキャリア教育の一環として特別授業を実施しましたのでその模様を発信します。
30分の講義と10分の質問タイムという形式で2コマ、美里グリーンベースでの取り組みや仕事に対する考え方について中学1~2年生のみなさんにお話ししました。

未来の農業「美里グリーンベース」について紹介

講義の前半では、舞台ファームの取り組みや未来の農業について、そして美里グリーンベースでのレタス生産の工夫について説明しました。

生徒の皆さんは美里グリーンベースについて既に知ってくれており、ロボットが自動でレタスを作っていることに興味津々、目をキラキラさせて聞いてくれました。さらに、3種類のレタスが1株に成長する技術に対して「おお〜」という驚きの声が上がり、その素直な反応に私も嬉しくなりました。日本の食を支える一つの農業として新たな視点を持っていただけたのではないかと思います。

1つの培地に3種類の種が植えられて育つ3種のリーフレタス
苗を移動させるロボット
中学生に伝えたい、これからの時代に必要な「力」

授業の後半では、キャリア授業ということで私が舞台ファームに入社し、仕事をする上で大切にしていることについて話しました。

講義の中で、私が特に強調したのは「課題を見つける力」の重要性です。急速に変化するVUCA(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)の時代では、課題を解決する力以上に、本質的な課題そのものを見つける力が求められています。これをイメージしやすくするために「テストの問題用紙が白紙で配られる」という表現を使いました。学校では問題を解く訓練をしますが、大人になると明確な問題が与えられることは減り、まず問題そのものを特定することが必要です。日常生活で常に「なぜ」と問いかけることの重要性を伝えました。

VUCAとは
引用:NECソリューションイノベータ ビジネスコラム
白紙で配られたテスト用紙

最後の質問タイムでは、「大変なことは?」「やりがいは何か?」「おすすめのレタスの食べ方は?」といった積極的な質問が次々と飛び出し、中学生たちの関心の高さがうかがえました。

お土産としてレタスを持参しましたが、生徒たちは文字通り両手を挙げて喜んでくれました。美里町の皆さんに地元企業として美里グリーンベースを知ってもらい、少しでも役立てる機会を頂けてありがたく思います。今後、さらに美里の工場をはじめオープンな場を提供し、教育や交流の場としての機能を強化していきたいと考えています。

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未来の食料供給システム創る。

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