【舞台人】「福島農場」お米部隊の若手社員にインタビュー!

舞台ファームで働く人にインタビューしていく企画、【舞台人】企画の第2弾は、「福島舞台ファーム」で働く若手のお二人に話を伺ってきました!
福島農場部門について
お二人が所属する舞台ファームの農場部門は、宮城県及び福島県にてお米の生産・管理・販売を行っています。近年、日本のお米生産量は減少していますが、それでもなお、お米は日本の宝。水稲農家も減少する中で、お米を取り扱う大規模な農業会社も増えてきました。舞台ファームの農場部門も今まさに拡大中!本記事ではそこで働く2人に話を聞いてみました。
舞台に入社して浪江に移住、ナイスガイ畠山さん
畠山 瑛児 (はたけやま えいじ)
1998年秋田県生まれ 岩手大学農学部を卒業後、新卒で農業法人へ。2023年に舞台ファームへ入社し現在は福島舞台ファームでお米生産に従事。
プライベートでの好きなことは読書。休日は家や図書館で読書しているそう!特にミステリー系の作品が好きで、流行り物や話題になっているものはどんどん買ってしまうらしい。夕木春央さんの「方舟」が最近のイチオシ。

_稲刈りでお忙しい時期にインタビュー受けていただきありがとうございます!(※インタビューは9月中旬に実施)
畠山_いえ、今日は雨予報だったので、圃場での仕事はお休みだったので大丈夫です。
_雨でお休みになるのは農場部門ならではですね!畠山さんは国立大学の農学部出身ですが、農学部から農業会社に就職する方は少ないと聞きます。畠山さんが農業を生業にしようと考えたきっかけを教えてください!
畠山_もともと植物やお花、果物、自然由来の素材などに興味があり、農学部に進学しました。大学の講義で農業には様々な課題があることを知りました。食料、つまり人間の”生きること”に直接関わるとても大切な仕事だと思いましたし、少し大げさですが『人類に役立てること』を仕事にしたいと考えるようになりました。
_すばらしいですね!同様の考えを持って舞台ファームの門をたたく方は多いように思います。
畠山_加えて、農業分野はビジネスチャンスが拡がっていると感じています。人口の爆発で世界的に食糧が不足すると、生産の仕事のバリューがあがります。日本においては農業従事者も減っています。高い専門性が必要な仕事だからこそ、参入障壁になりますし、この年齢からその最先端に身を置けるのは大きなチャンスだと捉えています。
_農業の未来を創るビジョンを掲げる舞台ファームはピッタリですね!改めて舞台ファームに入社した経緯を教えていただけますか?
畠山_前職でも農業生産法人で働いていましたが、大学時代の同期で舞台ファームで働いていた吉永君に誘われたことがきっかけです。キャリアについて迷って彼に相談した所、盛岡まで来てくれてスタバで2時間くらい、舞台ファームのプレゼンをひたすら聞いたんですね(笑)。会社のビジョンに共感したことと、農場の現場で働けること、福島の復興に携われることも決め手になりました。
_農業会社から農業会社への転職という例はかなりレアケースだと思います。業界をよく知っている分、会社選びの際に注目していた点などあれば教えてください!
畠山_「農閑期の業務内容」については気にしていました。農業会社は季節によって繁閑激しく、閑散期には農業と関係ない業務を行ったり、そもそも正社員を多く雇い入れられなかったりします。舞台ファームは冬にもカントリーエレベーター(お米の乾燥・保管・精米などを行う施設)の保守管理業務や他部門での業務が出来るので、1年を通して農業に携われます。会社選びの際に決め手の一つになったと思います。
_では、より具体的に今行っている業務内容を教えてください。
畠山_現在は農場の管理者として働いています。といってもまだまだ勉強中の身です。具体的には圃場作業の管理、納期やスタッフが最適に配置されているか?を考えたり、足りないときには私自身で作業に入ることもあります。他にも取引先との商談や町役場との調整業務も行っています。
_入社からまもなく管理者とは素晴らしいですね。農場部門は20代前半の若手が多く在籍する部署です。管理者として彼らと働くときに工夫していることなどあれば教えてください。
畠山_農場部門には20代前半のメンバーが多く、私が一番お兄さんのような立場になります。彼らは先輩社員のことをよく見ていますので、常にどう見られているのか?を意識していますね。例えば、自分が仕事でうまく行かない事があっても、ネガティブな態度や表情に出さないようにしています。自分が下の立場だったら気をつかうと思うので。他にも志子田農場長からの指示で後輩たちの顔にクエスチョンが浮かんでいるときは、私が代わりに質問をしたりします。直接聞きにくいこともあったり、遠慮してしまって取り返しのつかないことにならないよう、バランスをとったりもしています。
_畠山さんらしく責任感と優しさが詰まったエピソードですね!最後に畠山さんが描く今後のキャリアについても教えてください!
畠山_まず、農場部門として農地拡大を達成したいと考えています。耕作放棄地は日本中で増加しており、お米の生産の拡大は日本中でチャンスがあります。そのために必要な仕組みをどうつくるか?そこがポイントになると思っています。志子田農場長とも話していますが、福島舞台ファームを「最強の農場部隊にする!」と。最強の定義は、スタッフ1~2名それぞれがトッププロの農家となり、大規模な農地を運営できる仕組みができればと思っています。具体的な形は思案中ですが、これが実現できれば「農場革命」が起こせると考えています。
_福島から農場革命が起きる未来に期待が膨らみました!ありがとうございました!

新卒1年目、福島出身の島貫さん
島貫 雄大 (しまぬき ゆうだい)
2002年福島県生まれ。高校の農業科卒業後、アグリカレッジ福島(農業総合センター農業短期大学校)で2年間農業を実践的に学んだ後、新卒で舞台ファームへ。
プライベートでは映画鑑賞が好き。オンデマンドサービスを契約しているので、様々なジャンルを観るが、特に派手なアクションがある映画が好きです。最近だとインド映画の「RRR」がイチオシだそう。

_今日はよろしくお願いします!島貫さんは現在20歳ということで、農場部門では最年少ですね!これまでの経歴から伺えたらと思います。
島貫_私は福島市出身で、高校から農業系の学科のある高校へ進学、その後アグリカレッジ福島という短期大学で農業の実践的な勉強をしたのち、新卒で福島舞台ファームへ入社しました。
_高校から農業科ということはかなり早い段階から興味を持たれていたんですね。
島貫_はい。もともと祖父が農家をやっていて、小さい頃からその手伝いをしていた経験が大きかったと思います。農業はやっている意味と達成感を感じられる仕事。人の食をつくるということと、やった分だけ収穫という形で結果が返ってきます。そのあたりに面白さを感じました。
_高校、大学ではどのような勉強をされていたのですか?
島貫_高校の農業科と言っても、実は学科を専攻しているのが私一人だったんです。そのため実践的なことがあまり経験できませんでした。大学に進学してからは農機を走らせたり、より実践的な勉強をしていました。
_島貫さんは新卒入社ですが、就職活動をする中で福島舞台ファームに決めた経緯も教えてください!
島貫_舞台ファームは大学の就職セミナーで知りました。農業業界全体が不景気で、面白そうな企業が見つけられなかったのですが、『米・野菜生産会社として売上日本1位』という舞台ファームに出会い、非常に興味を惹かれました。
_日本一という内容にはインパクトがありますよね。実際に舞台ファームに入社されてどうですか?現在の働き方について教えてください。
島貫_年間を通してチームで働いています。今は秋の稲刈りシーズンなので、「稲刈り」「草刈り」「荷物受け」の3つのグループに別れてそれぞれ作業をしています。私は現在「草刈り」を担当しています。稲刈り機が作業しやすいように圃場に生えている草を取り除く仕事で、「稲刈り」のサポート業務です。作業進捗によって別のチームのサポートに入ったりもします。
_季節によって作業内容やチームが変わるのは農業会社ならではかもしれませんね。島貫さんは部署で最年少ということですが、働いていてチームの雰囲気はどうですか?
島貫_正直、入社直後はとても緊張していて上手くやれるか心配でした。学生時代にアルバイトの経験もなく、私にとって初めての社会経験でした。いつも上長の志子田農場長や畠山さんが声をかけてくれたり、優しく話しかけていただけるので、非常にありがたかったです。業務指示で分からないことがあれば教えて下さいますし、意見を言うこともできる風通しの良い環境だと思います。
_初めての会社経験ということですが、舞台ファームは島貫さんの目からみてどのような会社かを教えてください!
島貫_食品安全管理が会社として徹底している会社だと思います。福島の食品は風評被害等にもあいやすく、必要以上に品質や安全管理には注意が必要です。働いていて厳しく指導されることもありますが、「農業のプロ」として、食品に対しての意識が非常に高いことは会社として非常に大切だと思います。
_最後に島貫さんの今後のキャリアや目標を教えてください!
島貫_舞台ファームで農場に関する知識を身につけ、ゆくゆくは1人で経営できるくらいになれたらと考えています。福島舞台ファームはいい意味で自分のような下っ端でも意見が通りやすい。これからもっと業務全体を把握し、発言したり、改善の提案できるようになりたいと考えています。
_ありがとうございました!

編集後記
福島農場部門はとにかく若い。管理職の畠山さんは25歳ですし、島貫さんはハタチ、他にもU-25の社員がいます。私は普段仙台にいるので直接接する機会が少ないのですが、今回のインタビューを通して、みなさんが日本農業の未来を考え舞台ファームの門を叩いた仲間なんだと、嬉しくも頼もしくも感じました。畠山さんからも伺えましたが、農業にはビッグチャンスが到来していると思います。業界でプレイヤーが減り、市場は拡大します。近年大企業からの新規参入も増え、テック分野を中心に投資マネーも少しずつですが伸びてきています。しかし、農場は高度な専門性が必要ですから、現場の知見・経験がポイントとなります。今後の成長はこの"新旧の融合"が鍵になりますし、その中心となるプラットフォームを私達が生み落とそう考えています。福島舞台ファームはその最前線になります。農業分野でチャレンジする仲間が増え、稼げるサイクルができればまさに「農場革命」を福島から起こせるそんな未来も近いと感じます。(西古)
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